TOSHIO NAKAGAWA Music For TV & Screen

TV&スクリーンのために書き下ろした数多くの中川俊郎作品の中から選りすぐりの11曲をハイレゾ配信のために全曲リミックス&リマスター。
e-onkyo musicよりハイレゾ配信中



you tubeでも「HUCKLEBERRY EXPRESS」のPV公開中

【楽曲解説】
1:ハックルベリー・エクスプレス(JR東海’89)
母親や故郷のことなど子供の頃の主観的なものごとを、どこか痛みを伴って思い出すような、チクッとした感覚を覚えるメロディーが、CMの映像にぴたりと合って話題を呼びました。今回のハイレゾ配信にあたりリアレンジを行い、新たに中川のピアノレコーディングをやり直す。

2:ア・ラ・カルト・カンパニー(87年同名劇場用映画テーマ曲)
今井美樹初主演の映画テーマ曲です。中川のピアノとチェンバロを中心にパーカッション(ペッカー橋田)とオーケストラが、目まぐるしく変わる変拍子の複雑なリズムを軽快に演奏します。

3:茜のテーマ(タケダ・ハイシーL‘91他)
“ア・ラ・カルト・カンパニー”で今井美樹が演じた主人公茜のテーマとして作られ、世界的なオンド・マルトノ奏者である原田節と中川俊郎のデュオによるこのバージョンは、数々のCMに使われました。

4:ひまわり(AC骨髄バンク’04)
若くして病に倒れた夏目雅子さんの昔の映像が流れ、改めてその美しさに目を奪われたCMでした。中川独特の跳躍メロディーは爽やかで優しく始まり、だんだんとマイナー調に変わります。ひまわりのような明るい瞳でいつも爽やかなほほ笑みを絶やさなかった夏目雅子さんへの中川俊郎のオマージュ的作品。

5:My Cozy Place(ヘーベルハウス’04)
何とも静かで居心地が良い、右手が3連符で左手が8分音符の連続する主題から始まり、突然マイナー調のセンチメンタルなメロディーに展開する中川俊郎ならではのミニマル的作品。

6:The Ties Of Mother & Child(セキスイハイム‘01)
My Cozy Placeと同じような構成で作られている作品。偶然に2曲は家のCMなので、何故そうなったかは中川俊郎本人のみぞ知る。

7:パリのおじさん(フンドーキン醤油’00)
フランスの名優ジャン・レノが出演したCM。不思議な日本人女性との出会いを描いた映像のマを大事にするために、メロディーを限界まで抑え8小節を繰り返す珍しい作品。

8:アダージョ(日本テレビ系ドラマ「男はいらない」’94)
マーラーをはじめとして名曲と言われるアダージョは世の中にいっぱいありますが、中川俊郎のマイナー調のメロディーは容赦なく涙腺を刺激します。

9:Butterfly(コニカミノルタ企業’04)
J-POP的な性格を持つ唯一の作品。

10:姉さんの恋(ウーロン茶’06)
89年から続いているサントリー・ウーロン茶CMのための曲で、
モネの睡蓮の絵を墨絵に置き換えたようなイメージで作られました。
今回のハイレゾ配信にあたり新たに中川のピアノレコーディングをやり直す。

11:Cocoloni utao!(ユナイテッドアローズ’98~)
ピアニストだったら嫉妬するくらいのその演奏は、二つの違ったテーマがあたかも連弾かオーバー・ダビングで録音されているかのごとくクライマックスに達します。CMで一番多く放送されたオリジナル・バージョンです。

【リミックス&リマスタリング】
アナログ・ミックスマスターをProTools HD3(24Bit48kHz)へコピーし、Pro Tools HD3でリミックス&リマスタリングを行い、ハイレゾマスター用に96kHz 24bitで書き出し。
M-1, 10はリレコーディングを行っています。